個人で特許取得出来るのか?(2(
管理人のKeisukeです。
この情報化社会になった現代では、特許取得自体はさほど難しくなくなってきたと言います。
私もそうだったのですが、特許と言えば電球を発明したワットやエジソン級の偉業を成し遂げることだと思っていましたが、そうではないのです。
もう世に出ている周知となった事でも今より優れている事があり、それがまだ誰もやったことのない事であれば、それは特許権になりうると言う事です。
例えば電球を発明したのはワットですけど、その時は電球はすぐに割れてしまい商品として不向きでした。それを割れないでずっと光らせる事に成功したのがエジソンです。エジソンはそれで電球の特許権を取得しました。
つまり、ちょっとした事でもとても便利になれば、それは発明なのです。
実際に特許の基準として、新規性の有無と進歩性の有無があります。
新規性はワットのような今まで存在していなかった物を発明する事。進歩性は、その発明された電球が今よりどの程度優れているか?というエジソンのような事です。
しかし、誰でも取れるとは言うものの、権利を得ると言うことにはお金と労力がかかります。個人でするとなれば、バカにならない金額が掛かりますので、何か取らなくてはいけない理由がいるのです。
大抵は商売で真似されたくないから、とか訴えられないように、と言うように自分が何かしらのビジネスとして活躍するために権利が必要になってくると思います。
しかし、そうなるとやはり権利範囲はなるべく広く取りたいですよね。
そうなると、特許取得の壁は一気にエベレスト級に高くなります。〔私の経験で感じた事です。〕
特許権は星の数ほどあります。自分が取ろうとしている権利がすでに取られている可能性は高いと思っておいた方が良いでしょう。
そこで、特許庁の提供しているデータベースで検索し、先に調査しておきます。そして、現在自分の取ろうとしている分野で同じ様な発明をひたすら検索します。
調べた類似特許文献の請求項を熟読し、どう言う権利なのか理解し、その特許権の範囲がどの程度の範囲なのか調べます。
そして、現在ある特許権に引っかからない様に自分の権利範囲を見定めて、再度自分の発明を見直します。それでも発明であると判断出来たら、ひとまず望みが出てきた程度に判断して良いでしょう。
私の場合は、文書を読むことがそもそも嫌いで論文のような気難しい文献は、必ず睡魔が襲いました。なので、どうやって眠らすに集中して特許文献を読むか?と言うことをずっと考えていました。
今思えば、もうその時点で特許権取得を挫折する寸前であったなと思います。
しかし、子供も生まれて、子供の事を思えば何としてでも取らなければ行けないと心の底から思えた事が、大きな自身の原動力となり、始めの挫折を乗り越える事が出来たと感じています。
すなわち、個人でビジネスに通用する権利を取得するには、1人の力以上の大きな原動力が必要になると思います。
これは、まだスタートラインにも立っていません。この先さらなる苦難が待ち構えているとは夢にも思いませんでした。
最後までお読み頂きありがとうございます。
個人で特許取得出来るのか?この先の苦難を特許取得に奮闘している方に提供し、少しでも特許取得へ近づけたらと願っております。
そんな皆様に届くようにシェアして下さい。宜しくお願い致します。